終盤の立ち回り -- ラスト5チームで勝ち切る方法
試合も終盤、残りチームが5以下になった。ここまで生き残れたなら、序盤・中盤の立ち回りは成功している。でも「ここからが本番」というのがバトロワの面白さであり難しさでもある。
終盤は安置がかなり狭くなり、全チームが至近距離に集まる。中盤までは「戦わない」という選択肢があったが、終盤ではほぼ確実に戦闘が発生する。この最終局面で勝ち切るための考え方を見ていこう。
終盤の安置が狭くなった時のポジション争い
「先にポジションを確保した」チームの圧倒的有利
バトロワの終盤で最も重要なのはポジション(位置取り)だ。高台、建物の上階、岩の裏など、周囲を見渡せてかつ身を隠せる場所を確保しているチームは圧倒的に有利になる。
理由は単純で、「撃つ側は自分のタイミングで顔を出せるが、撃たれる側はいつ撃たれるかわからない」からだ。高台にいるチームは敵の移動を上から見下ろせるし、遮蔽物の後ろにいるチームは好きなタイミングでピーク(遮蔽物から体を出して射撃すること)できる。
Apex Legendsでは、最終リングに建物がある場合その屋上や上階を確保したチームが極めて有利とされている。PUBGでも終盤の高台ポジションの価値は非常に高い。Warzoneでは建物の上階と屋上がポジション争いの焦点になることが多い。
ポジションを取れなかった時の打開策
良いポジションが全て他のチームに押さえられている場合もある。そんなときはどうするか。
無理にポジションを奪いに行かないのが基本だ。正面から攻めると、高台やカバーの有利を持った相手に撃ち下ろされて全滅するリスクが高い。
代わりに考えられるアプローチは以下の通り。
- 他のチーム同士の戦闘を待つ: 高台にいるチームが別のチームと交戦を始めたら、その隙にポジションを移動する
- 安置の収縮を利用する: 次の安置が発表されたとき、現在の好ポジションが安置外になることがある。そうなれば全チームが移動を強いられるため、ポジション差がリセットされる
- グレネードやスモークを活用する: Apex Legendsのバンガロールのスモーク、Fortniteの建築による視線遮断など、視界を遮って一時的にポジション差を無効化する手段を使う
最終局面の戦闘判断 -- 「最後に生き残る」ための動き
自分たちから仕掛けるか・他チームの戦闘を待つか
残り3〜4チームの場面では、「自分たちから仕掛ける」「他のチームが戦い始めるのを待つ」の2択が常にある。
基本的には待つ側が有利だ。他の2チームが戦い始めれば、勝った方も消耗しているはず。そこに万全の状態で仕掛ければ、STEP4で学んだ漁夫の利を活かせる。
ただし、「全員が待っている」状態になると膠着する。安置がさらに縮小するまで動きがないことも多い。その場合は安置の収縮が迫ったタイミングで、移動を強いられるチームに対して射撃を加えるのが定石だ。安置に追われて移動しているチームは遮蔽物を離れざるを得ないため、射線が通りやすくなる。
体力・弾薬・回復リソースの最終チェック
終盤の戦闘は1回のミスが全滅に直結する。戦闘が始まる前に、最終チェックをしておこう。
- 回復アイテム: フルHP・フルアーマーの状態で戦闘に入れるか。医療キットやシールドセルの残数は十分か
- 弾薬: メイン武器の弾薬が最低でも1マガジン分以上あるか。弾切れで負けるのは最ももったいない負け方だ
- グレネード類: 終盤の膠着を打開するためにグレネードは非常に重要。使えるものがあるか確認
- 味方の状態: 全員がフルHPか。1人でも大幅に体力が減っていたら、戦闘前に回復する時間を確保する
Apex Legendsでは終盤に「アーマースワップ」(倒した敵のアーマーを拾って自分のダメージを受けたアーマーと交換すること。回復するより圧倒的に速い)が頻繁に発生する。終盤の戦闘ではアーマースワップを前提にした動きが求められるので、デスボックスの位置も意識しておくと良い。
Fortniteでは素材(木・石・鉄)の残量が終盤の戦闘力に直結する。素材が尽きた状態で建築バトルは成立しないため、中盤のうちに素材を確保しておくことが終盤力に繋がる。
まとめ -- チャンピオンを取るのは「終盤力」が高いチーム
バトロワの最終局面で勝ち切るには、撃ち合いの強さだけでなく「状況判断」の正確さが問われる。
- 終盤はポジションが全て。高台や建物の有利ポジションを先に確保する
- 良いポジションが取れなかった場合は無理せず、他チームの戦闘や安置収縮を利用する
- 基本は「待つ側」が有利。他チームの消耗を見てから仕掛ける
- 戦闘前のリソースチェックを徹底する。弾切れ・回復切れは最ももったいない負け方
ここまでS1「生存戦略」シリーズでは、プレイスタイルの選択、降下地点、安置移動、漁夫の利、終盤戦と、バトロワの試合の流れに沿った立ち回りの基本を見てきた。
次のシリーズ「撃ち合い」では、戦闘場面での具体的な技術に踏み込んでいく。遭遇戦の判断、遮蔽物の使い方、距離別の戦い方、そして数的不利を覆すテクニックまで。バトロワの戦闘力を一段上に引き上げていこう。






