GAKU.
ラストヒットとCS管理 -- ゴールド差を生む基本技術

ラストヒットとCS管理 -- ゴールド差を生む基本技術

MOBAで試合中に一番地味だけど一番大事なスキルと聞かれたら、間違いなくラストヒット(CS)を挙げる。派手なキルより目立たないけど、10分間のCS差がそのままゴールド差になり、アイテム差になり、戦闘力の差になる。

ラストヒット(Last Hit)とは、ミニオン(レーンを自動で進軍する小型のユニット。定期的にベースから出撃し、レーンを押し引きする)にとどめの一撃を与えてゴールドを獲得すること。LoLではCS(Creep Score)、Dota 2ではLH(Last Hit)、Pokemon UNITEでは野生ポケモンのラストヒットがこれに相当する。

ラストヒット(CS)とは -- ミニオンへのとどめでゴールドを得る

レーンには定期的にミニオンのウェーブ(ひとかたまりの集団)が流れてくる。相手のミニオンにとどめを刺すとゴールドが手に入る。ただ近くにいるだけでは経験値は入ってもゴールドはもらえない。LoLの場合、とどめを刺したプレイヤーだけがゴールドを受け取る仕組みだ。

Dota 2ではさらに「デナイ」という仕組みがある。自分のミニオンにもとどめを刺せて、これをやると相手が得られる経験値とゴールドが減る。Pokemon UNITEの場合は野生ポケモンのラストヒットでスコアポイントやバフを獲得できるので、ラストヒットの重要度は全タイトル共通だ。

CS1体あたりのゴールド量と10分間の目標CS数

LoLの場合、近接ミニオン1体で約21ゴールド、遠距離ミニオンで約14ゴールド。1ウェーブ(6体)で約105ゴールド。キャノンミニオン(数ウェーブに1回出現する耐久力の高い大型ミニオン。倒すと通常のミニオンより多くのゴールドが得られる)を含めるともう少し増える。

10分間で出現するミニオンは約114体前後。プロ選手のCSは10分で90〜100CS程度が目安とされている。ソロキュー(1人でランクマッチに参加するモード)で80CSを安定して取れれば、同ランク帯の平均を上回る人が多いといわれている。

Dota 2ではミニオン1体あたりのゴールドが高く、10分で50〜60LH取れれば中級者として悪くない水準とされることが多い。

タワー下でのラストヒットの取り方

相手にレーンを押し込まれてタワーの下でCSを取る場面は頻繁に発生する。タワーのダメージ計算を把握しておくと、CS精度が安定しやすい。

LoLの場合、ざっくりとした目安はこうだ。近接ミニオンはタワー2発+通常攻撃1発でとどめを刺せる。遠距離ミニオンはタワー1発+通常攻撃2発(ただしAD(Attack Damage。通常攻撃の威力に影響するステータス値)が低い序盤はタワー前に1発入れておく必要がある場合も)。

このパターンはキャラクターのADやレベルによって変わるので、プラクティスモード(対戦相手なしで練習できるモード)で自分のメインキャラクターのタワー下CSを練習しておくと効果的だ。

CS精度を上げる練習方法

プラクティスモードで10分間CS練習 -- 目標80CS以上

LoLにはプラクティスツールがあり、1人でCS練習ができる。Dota 2にも同様のデモモードがある。10分間ひたすらCSだけを取る練習を、試合前のウォームアップ代わりにやってみるといい。

最初は60CSくらいからスタートして、70、80と段階的に目標を上げていく。注意点として、相手がいない状態でのCS練習と実戦では難易度が全く違う。実戦では相手がハラス(レーン上で相手にダメージを与えて体力を削る行為。CSを取ろうとするタイミングで攻撃されることが多い)してくるから、CSを取ろうとした瞬間に被弾することが多い。

練習の意味がないわけではなく、「ミニオンの体力を見てタイミングよく攻撃する」という基本動作を体に染み込ませることが目的だ。

CS精度とゴールド差の相関 -- 10CSの差は何ゴールドか

10CSの差は約180〜200ゴールド程度。これだけ聞くと小さく感じるかもしれない。だけど、10分間で30CS差がつくと約600ゴールド。これは長剣(LoLで1050ゴールドの基礎攻撃アイテム)の半分以上に相当する。20分経てば差はさらに開く。

「CSを落とす」のは、「ゴールドを拾わずに地面に捨てている」のと同じだ。相手のチャンピオンを倒す必要もなく、自分のレーンに流れてくるミニオンをきっちり処理するだけでゴールドが積み上がっていく。リスクのない収入源を見逃す手はない。

このSTEPのまとめ

ラストヒット(CS)はMOBAにおける最も基本的な収入源。キルのように相手に依存しない、自分の努力で確実に手に入るゴールドだ。

まずはプラクティスモードで10分80CSを目標に練習してみよう。タワー下CSのパターンも覚えておくと、レーンで押し込まれた時にもゴールドを落とさずに済む。

STEP4では、マップ認識とワード管理について見ていく。視界の確保がなぜ勝敗を分けるのか、その仕組みを整理しよう。

このSTEPどうだった?

コメントを読み込み中...
0 / 500
MOBAの記事一覧に戻る
ゲームがうまくなるデバイス一覧